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?お部屋でレッスン!?“α”で学ぶデジタル一眼カメラの基礎講座

レッスン 12 被写体を適正な明るさで撮影したい
キーワード:露出補正

カメラに慣れてくると使う頻度の高いのはA(絞り優先)モード、 S(シャッタースピード優先)モード、そして P(プログラム)モードでしょう。これらのモードで撮影するときに、カメラが自動的に決めた露出より「ちょっと明るく」したいときや「ちょっと暗くしたい」ときに使うのが「露出補正」機能です。簡単で便利な機能なので練習してみましょう。

このレッスンで用意する被写体

淡い色のぬいぐるみ、カバンや本などの中間トーンの自立する物

カメラの設定

α Aマウントの場合(※)

ステップ 1

モードダイヤルをA(絞り優先)モード、S(シャッタースピード優先)モード、そしてP(プログラム)モードのいずれかにします。

露出補正ボタン」を押すと、露出補正画面になります。

ステップ 2

コントロールボタンの左右を押すか、コントロールダイヤルを回転させると1/3ステップで+3.0??3.0の範囲で露出補正できます。

このとき、モニター画面で補正した効果を同時に見ることができるので、その変化を確認して露出補正値を決めます。

α Eマウントの場合(※)

ステップ 1

撮影モードは、A(絞り優先)モード、S(シャッタースピード優先)モード、そしてP(プログラム)モードのいずれかにします。

露出補正ボタン」はコントロールホイールの下(露出補正マークがあります)で、そこを押すと露出補正画面になります。

メニューから「明るさ・色あい」を選ぶと「露出補正」があり、それを選ぶことで同じ操作になります。

ステップ 2

コントロールホイールの上下を押すか、回転させると1/3ステップで+3.0??3.0の範囲で露出補正ができます。

このとき、モニター画面で補正した効果が同時に見ることができるので、その変化を確認して露出補正値を決めます。

※ Aマウントはα57、EマウントはNEX-F3の例。機種によって操作方法が異なります。詳しくは、ご使用の機種の取り扱い説明書をご覧ください

カメラと被写体の距離

※作例写真の撮影条件

白っぽい被写体を黒っぽい背景で、もしくは、黒っぽい被写体を白っぽい背景で撮影します。

撮影してみよう

◇ マイナスに露出補正 ◇

露出補正 ?1.0
椅子や家具は暗くなりましたが、目的のぬいぐるみは見た目と同じくらいの明るさになりました。

露出補正 ±0
濃い色の机や椅子は適正露出ですが、白いぬいぐるみは白飛びしています。

◇ プラスに露出補正 ◇

露出補正: +1.7
ソファーが多少白飛びしましたが、黒と濃紺の帽子の質感が分かるようになりました。

露出補正: ±0
白いソファー上にある帽子は黒くつぶれて質感も分かりません。

被写体が周辺の条件で明るすぎたり暗すぎても、露出補正で簡単に適正な明るさにすることができました。