◆可愛いと自分が思っているだけじゃなくて、他の人にも可愛いと思わせるのは難しいんです。それができる人は練習すればグラビアや広告も撮れる。この人はそういうタイプの人だと思います。つまり伝える力を持っている。なまじ肉親だと、家族にしか出会えない場面にいることに満足して、伝えるということがおろそかになっちゃうものですが、この写真にはしっかりと何かを伝える客観性があります。そうそう、子どもってこういう表情をするものなんですよね。(小澤忠恭)
◆かわいいの一言です。やわらかい光のなかで嫌味な影もなく、すごくスッキリと、かわいらしさ満点です。(福田健太郎)
◆素直にストンと撮った、真っすぐで気持ちのいい写真ですね。後ろのぼけ具合など、女性のポートレートに近い。たぶん動物園かどこかで撮ったのだと思いますが、下の木や床がレフ版みたいな役割を果たして、リスの顔がきれいに撮れています。(小澤忠恭)
犬が大好きな姪っ子とヨークシャテリアのビンゴ。
カメラマンの皆さんが帰った後、手段で寝床へ帰りました。
暖かい日差しの下、愛猫がお気に入りのどんぶりに入ってお昼寝。その姿はまるで瞑想しているかのよう。
晩秋の美瑛。家族総出の農作業。「隠居って何?」といわんばかりに、先頭に立って作業していた姿…
元気でやんちゃな表情が撮影できました^^
今はおしゃぶりにしかならない「おてて」ですが将来は何を生み出すのか・・・。
ギラギラと輝く神輿も汗と涙に目がにじめば柔らかな光に変わる。レンズ通してもう一つのMATURIを…
埼玉県小鹿野町に伝わ民族芸能、小鹿野歌舞伎での化粧場面です山里の神社の舞台の下にある薄暗い…
モデルの撮影会に初めて参加したのですが、雨降りの中他の大勢の方たちと撮影をしました。参加…
春日大社の神鹿です。冬の食事を摂ろうと伸び上がろうとする瞬間を収めさせていただきました。
沖縄の海中にて。防水ハウジングにα700を入れ、レンズは100mmMACRO、スト…
ミニバスケットボールのテーブルオフィシャルズは、子どもらが分担して務めます。やっと上級生…
田舎から送られてきた野菜といっしょに、我が家へやって来たカタツムリたち。やわらかな朝日を…
コミミズクの丸い顔と丸い目を印象的に撮ってみました。
大雨災害で1年間以上不通と成っていた美祢線に乗り温泉へ遊びに行った時の帰りの列車を待つと…
花畑で子供が寝転んでいるところを撮りました。空を見ているのか、花を見ているのか不思議な表情…
ハイハイをしていて、勢い余ってつんのめってしまっています。α55でないと、このような瞬間は取れ…
公園でシャボン玉をして遊んでいる女の子を撮影しました。一生懸命シャボン玉をしている姿が自然…
◆人物は、皆さん家族の身近な人を生き生きと撮っていらっしゃったのが印象に残っています。動物は、猫のような身近な被写体もあれば、自然の中で鳥をずっと深く追っている人など、幅広い被写体があって、うれしく思いました。(福田健太郎)
◆人物は、お子さんを撮った素敵な写真が多かったですね。ぜいたくを言えば、他にもお父さんとか恋人とか、いろいろな人をもう少し見てみたかったと思います。(山本まりこ)
◆入選作はいい写真が集まりました。瞬間を撮るという意味では、皆さん相当長けていると思います。僕らが学生のころにこんな瞬間が撮れていたら、みんな県大会優勝ですよ。カメラの性能が良くなってそれだけ上からスタートできるようになっています。あとはそこからどう踏み込むか。ただ、ひとつ全体的な傾向として、人と違うものを撮ろうと思うあまり、みなさん少しだけ「寄りすぎ」てますね。例えば子どもの表情がよっぽど良ければアップでもいいですが、そうでないときは引いてみる。背景に「本棚があるな、こんなテレビなんだな」と読み取れる量が増えていきます。「どこまでゆるめるか」ということも大切なので、それを意識していただくといいかな、と思います。(小澤忠恭)
審査員講評
◆立ち位置、いいじゃないですか。女性も雲の位置もすべてが納まるところに納まっている。押しつけがましいところがなく、上手にいけたと思います。それはこの日没直後の光が良いからでしょうね。ドキュメンタリーやスナップではない、詩を思い浮かべながら撮ったような「演出写真」なのではないかと思います。演出写真は欧米ではけっこう盛んで、やってみると楽しいものです。「夕日がいいからそこに立ってよ」と言える関係って、いいですよね。(小澤忠恭)
◆この色を選んで画面が作られていますね。妻のマタニティ姿を「今日は撮りにいこう」といって出かける、それだけで深い愛を感じてしまって、いいなと思います。(山本まりこ)
◆細かいことを観察すると、お母さんになる女性がちょっと下を向いて、まだ見ぬ我が子を思う気持ちを読み取ることもできます。シルエット描写にしたことが、鑑賞する側の読み方を広げてくれるのだと思います。(福田健太郎)