高梁市松原町松岡のおよそ7000平方メートルのそば畑では、地元の人17人でつくる「松原そばの会」がそばを栽培しています。
岡山県内でも珍しい、ハルマキソバの真っ白な花が初夏の風に気持ちよさそうに揺らいでいます。
そばの花にはおしべよりめしべの方が長い「長花柱花」と、おしべよりめしべの方が短い「短花柱花」の2種類の方があります。
これは「長花柱花」です。
受粉するために2種類の株、花粉を飛ばす風、ハチやチョウなどの昆虫、が必要です。
こちらは、おしべよりめしべの方が短い「短花柱花」です。
受粉は2種類の株、虫の多さや、気候にかなり左右されます。
花が咲きそろっても実にならないこともあり、ソバの受粉率はかなり低く10%程度と言われています。
そばの花は、一般的には夏に種をまいて秋に咲きますが、この畑では初夏の話題づくりにと、春に種をまくハルマキソバ育てています。
地域おこしの一環で、約20年前くらい前から植えられています。
ソバの花の大きさは直径約5mmから6mmで、白く可憐な花です。
モンシロチョウが来ました。
「蕎麦」という漢字の由来は、畑の傍(そば)に植えるからです。
他の説もあります。
ソバの実のは、ほぼ三角形で角ばっています。
物の角が尖ったことを「稜(そば)」といい、最初は「ソバムギ」と呼ばれていました。
小麦や大麦と区別するためソバムギという名前になりました。
ソバと略してよばれるようになったのは、室町時代です。
クモヘリカメムシが来ました。
「蕎麦」漢字は12世紀に使われるようになりました。
背の高い草という意味で「草+喬」→「蕎」→「背の高い麦」→「蕎麦」。
セイヨウミツバチが来ました。
昔は、そば粉に熱湯を加えてかき混ぜた「ソバガキ」が一般的でした。
江戸時代くらいから、今のように細く切られるようになりました。
ソバの花の匂いは、実は女性に人気がありません。この匂いで昆虫を誘っているのですが、撮影はお一人でどうぞ(笑)。
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