ウラジオストク航空のヤコブレフYak-40。
2010年、富山空港にて。
旧ソ連時代に開発されたローカル線用の航空機。
日本には唯一、富山空港に定期便がやってきていました。
後退角のない主翼、小さな機体に3発のエンジン、大きなタイヤ、500km/h台の最高速度など色々と異色のデザイン。
ロシア的な武骨さがあって、個人的には結構好きでした。
ボーイングやエアバスを見慣れた目には不自然なくらいゆっくりと上昇していきました。
黒煙を吐き出しつつ離陸。
これからほどなくして富山-ウラジオ便は休止となり、この機体も見られなくなりました。
時は流れて2010年代後半に新潟空港にやってきたヤクーチア航空のスホーイ・スーパージェット100。
ロシアの航空産業がソ連崩壊後、初めて1から開発した航空機です。
とはいえ西側の企業も多く参画し、例えばこのエンジンもフランスの技術が使われています。
洗練された分東側らしさが薄くなり、個人的にはちょっと残念。
インドネシアでデモフライト中に墜落事故を起こしたりと紆余曲折あったものの少しづつ引き渡しが始まり、さあこれからというところだったのですが…。
西側製の航空機の部品供給・メンテナンスが満足に行えない中、このSSJ100も増産計画が立てられているようですが、前述の通り西側の技術を大幅に取り入れている関係で前途多難だとか…。
正直自業自得ではありますが機体そのものは少々不憫にも思います。
今後どうなっていくのでしょうね…。
bravo!数
bravo! さらに
bravo! bravo! 済