まずはお決まりの完成写真から。
子供二人の習い事(カバンでバレバレ(笑))の帰り道に近所の川原に寄って撮影しました。
この時点で写り込みを狙っていたので、それっぽくなりそうなアングルから撮ってみました。
今回のレイヤー構成です。
今回は今まであまり使わなかったマスクをいくつか入れています。
マスクは文字通り、描画している一部を隠すものです。
こうやってマスクをしておくと直接切り取らなくても部分的に修正ができ、なおかついつでも戻せる(非破壊編集と言うそうです)というわけです。
マスクにはグラデーションをかけて段々とぼかしたり、写り込みを弱くしたり、といった感じで使っています。
レタッチ前の状態です。
見事に写り込んでいないですよね(笑)
言い訳じゃないんですが、始めからレタッチ前提なので、むしろ写り込んで欲しくなかったのが本音です(笑)
できれば後からのレタッチを考えるとPLフィルターなどで、水が透けて底がきっちり見えるくらいの方がいいかも知れませんね~
空に使うのは同じ日に撮ったこの一枚にしました。
とにかく広めに撮れているのと、雲のバランス、写り込みの角度を考えると、この角度で撮っているこの一枚がベストだと思いました。
そこまで深く考えていませんが、入射角と反射角が近いのがこの一枚って感じでしょうか。
先の空を切り出し、反転し、形を整えます。
この辺は自由変形の機能を使えば比較的簡単です。
ただ、極端に大きくしたり変形させると画像がどんどん粗くなってしまうので、その辺はバランスを見ながら調整します。
最後に水面を切り取り、この下に先ほどの空を入れます。
今回は小石やら草があるので、切り取りは相当気合いを入れてやりました(笑)
レイヤー構成を見てもらうとわかりますが、さらに空の下に切り取った水面を入れます。
空の透明度を変えることで、空だけでなく、それが少し透けて川の底が見えるようになります。
さらに先のグラデーションのマスクで奥を薄く、手前を濃くするようにしました。
実は今回、使いたかったテクニックがもう一つあったんですが、事情により使いませんでした…
それは水面の揺らぎで、完成写真でもわかりますが、写り込んでいる空が全く揺らいでいません。今回、元から水面が揺れてなかったので、使いませんでしたが、これも紹介したいと思います。
ちょうどいいサンプルがなかったので、このテクニックの定番の「布」でやってみます。
まずはくしゃくしゃにした布を撮影します。
先ほどの布は、適度にボカシ、色を破棄して(グレースケールにして)、PhotoshopのPSD形式で保存しておきます。
それでは題材ですが、本当は旗でやるとわかりやすいんですが、いいのがなかったので、適当に描いたこの絵を(笑)
フィルターメニューの変形-置き換えを選びます。
で、設定値はあまり何も考えずそのままにして、OKをすると、ファイルを読み込むメニューが表示されます。
そこで、先ほどの布の画像を読み込ませます。
すると、わかりにくいですが、画像が少しだけぐにゃっと変形します。
この変形したレイヤーの上に布の画像をレイヤーにして配置します。
重ねる際のモードはハードライトです。
すると布に張り付いたようになりました!
これは描いた旗を揺らめかせる時の定番テクニックなんですが、画像が悪いのでわかりにくいですね。
「Photoshop フィルタ 置き換え」などで検索してもらったらもっとわかりやすいサンプルがあるんで、興味がありましたら、検索してみてください!
bravo!数
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bravo! bravo! 済