マーガレット先生「こんにちは、孫七君
今日はクローズアップレンズについてのお勉強です
ビシバシ行きますので、そのつもりで」
孫七「はい先生、(お手柔らかに)」
マーガレット先生「無駄口は禁止ですよ」
そう言って、先生達一行は近くの土手へやって来ました
マーガレット先生「ここがよさそうね
まずは、状況説明用に一枚」
そう言っておもむろに撮り始めました
マーガレット先生「たまには上からだけじゃなく、下からも撮ってみると、今まで見えなかったものが見えてきます」
孫七「なるほど! 先生、でも腰が...」
マーガレット先生「泣き言を言わない! 我慢する事もVteranoへの道です」
孫七「(いや、まだPadroneにもなってないし)」
マーガレット先生「何か?」
孫七「い、いえ、何も」
マーガレット先生「言い忘れました
2枚目の写真からはマニュアル設定で撮っています
絞りは開放、シャッタースピードを変えて明るさを調整しています
逆光やこういった明るめの写真など、仕上がりを見ながら調整してください」
孫七「マニュアル設定、楽しそうですね」
マーガレット先生「NEX7だと、調整中に録画ボタンを押す事があるから気をつけてね」
孫七「ラジャ!」
マーガレット先生「さて、いよいよクローズアップレンズの出番です
孫七君のは『+3』でしたか?」
孫七「そうで~す」
マーガレット先生「番号が大きくなるほど拡大率が大きくなるので、お好みに合わせて使ってください
孫七君は『+3』が好みなんですね」
孫七「いえ、通販で一番安かったからです!」
マーガレット先生「....」
マーガレット先生「たまには下からだけじゃなく、上からも撮ってみましょう
そうすることで今まで見えなかった...」
孫七「あの~先生、それはさっき聞きましたが」
マーガレット先生「重要な事は何度聞いてもいいのです、しっかり覚えてください」
孫七「(ちょっと違うような)」
マーガレット先生「何か?」
孫七「い、いえ何も」
マーガレット先生「おや、蝶ちょが飛んできましたね」
孫七「ヒメウラナミジャノメですね!」
マーガレット先生「シッ!声を上げない、逃げてしまいます
まずはピントを最長距離にして、そっと近づきます
こういった生き物のマクロ撮影は、脅かさないようにそっと近づくのがコツです」
マーガレット先生「ピントを最短距離にした場合は、腕を伸ばしてカメラを近づけます
そして、ピントが合ったところで連写!」
孫七「何故連写を?」
マーガレット先生「手ぶれやピンボケ、被写体の逃走対策です
名づけて『質より量作戦』です」
孫七「エクセレント!
あ、逃げちゃった(><」
マーガレット先生「今度はお花の手前に別のお花を挟んで撮ってみましょう
まずは最短距離からですが、こういった撮影は手振れやピンボケになりやすく、構図を決めるときにも楽なように三脚が必須項目です」
孫七「三脚が使えないような場所では?」
マーガレット先生「もちろん、質より量作戦です!」
マーガレット先生「こちらは最長撮影距離です」
孫七「お花が小さくなったのと、手前のお花が分かりやすくなりましたね」
マーガレット先生「これで今回の授業は終了です
マクロ撮影は、被写体が大きくなる分、手振れ、ピンボケにシビアですが、何より撮影者の絵作りが重要になります
孫七君も手抜きをしないで、丁寧な作品作りを目指してください」
孫七「はい、先生! 今日は有難うございました!」
おまけ
マーガレット先生「おや孫七君たら、機材を片付けずに行ってしまいましたか、やれやれ
これは最長撮影距離ですね
上端の花にピントを合わせて、間にあるお花の花びらが画面下に来るようにセットしてあります
最短撮影距離の場合は、三脚ごとカメラを約10cmほど前へずらします
って、誰に言ってるのかしら、もう授業は終了したわね
それでは皆さん、御機嫌よう♪」
bravo!数
bravo! さらに
bravo! bravo! 済