ソニーマーケティング主催MONTHLY OPEN PHOTO CONTEST
【結果発表】月例オープンフォトコンテスト 第29回
第29回
自由部門、テーマ部門【テーマ:瞬き】
月例オープンフォトコンテスト第29回目の入賞者が決定いたしました。
たくさんのご応募をいただき、まことにありがとうございました。
素晴らしい入賞作品の数々をぜひご覧ください。
第29回(2023年4月度)募集部門
審査員
審査員
高橋 良典
プロフィール1970年奈良県生まれ。奈良県在住。高校の頃から写真家を志し、卒業後に上京。奈良を一旦離れるが、東京での暮らしの中で改めて奈良の魅力に気づく。「自分が生まれ育った奈良を写真に残し、その魅力を数多くの人に知って欲しい」との想いから、生まれ故郷の奈良に戻り、大阪のフォトライブラリーで勤務する傍ら、撮影に励む。2000年よりフリーの写真家として独立し、写真事務所「フォト春日」を設立。風景写真作品をカレンダー、ポスター等へ提供。また、写真雑誌や出版物への写真提供及び原稿執筆を行う。奈良県の撮影とともにライフワークとして国内各地にて自然の織りなす旋律をテーマに撮影に取り組んでいる。
自由部門
最優秀賞
「white line」
応募者名:どん山さん
審査員講評モノクロでまとめられたパターンが絵画的です。草を縁取るラインが美しく、花?のような形を配したことで単調になりがちな画面にアクセントをつけています。正方形トリミングが額縁に閉じ込めたような効果を生み、その魅力をさらに引き出しています。
優秀賞
審査員講評鏡をのぞき込む瞳にしっかりとキャッチライトが入ることでそのまなざしを印象付けています。周りの雑多でレトロな雰囲気とも相まって想像力が膨らみます。
審査員講評子供たちの表情が自然でほんわかとした雰囲気に満たされています。空間描写と間の取り方が素晴らしく、四角に正対して線をまっすぐ描いたことで画面が引き締まりました。
審査員講評手前のツツジにはしっかりピントを合わせ、かつ背景は適度にぼかして奥行きを感じさせています。明暗調整が難しいシーンですが空の諧調もよく描けており清々しい朝が伝わります。
テーマ部門【テーマ「瞬き」】
最優秀賞
「はじめての噴射花火」
応募者名:もももさん
審査員講評花火が音を発した瞬間でしょうか?子供たちのなんとも言えない、驚いたような表情と手のしぐさがかわいいですね。3人の「はじめて」の気持ちが伝わってきます。花火を控えめに扱った事と程よい前ボケ具合が主役を引き立てています。
優秀賞
審査員講評「可愛らしい」のはもちろんですが、それだけでないのがこの作品の魅力。雪の結晶までが写し止められ、まさに髪飾り。素晴らしい瞬間ですね。
審査員講評水族館での撮影でしょうか?照明が目に映り込みフォトジェニックです。よくぞそこに気づいた事に感心!アンダー気味の露出で暗闇に浮かび上がるようです。
審査員講評奇跡とも言えるシーンと巡りあい、そのチャンスを冷静にフレーミング。確実にものにしています。望遠レンズならではの圧縮効果を活かした空間描写も秀逸です。
入選
自由部門
審査員コメント
流し撮りの技術レベルに脱帽!シャッタースピードの設定が良く羽のブレも美しく絶妙です。
審査員アドバイス白鳥が明るく、水面は暗い状況。その輝度差を利用して後処理で露出を-0.3段~-0.7段ほど暗くしてみてはどうでしょうか?好みにもよりますが主役が背景から浮かび上がるような効果が得られ、さらに印象的に仕上げられるでしょう。
テーマ部門【テーマ「瞬き」】
審査員コメント
太陽を見上げるしぐさが、物思うよう。毛並みに入るハイライトと背景の玉ボケが美しい作品です。
審査員アドバイス森の中にポツンと佇む様子がキツネの情感を引き出しているのですが、画面左端、画角に入ってしまった木の幹がその印象を弱めてしまいました。トリミングでカットすることで、より作品力がアップするでしょう。



























