ソニーマーケティング主催MONTHLY OPEN PHOTO CONTEST
【結果発表】月例オープンフォトコンテスト 第28回
第28回
自由部門、テーマ部門【テーマ:息吹】
月例オープンフォトコンテスト第28回目の入賞者が決定いたしました。
たくさんのご応募をいただき、まことにありがとうございました。
素晴らしい入賞作品の数々をぜひご覧ください。
第28回(2023年3月度)募集部門
審査員

審査員
高橋 良典
プロフィール1970年奈良県生まれ。奈良県在住。高校の頃から写真家を志し、卒業後に上京。奈良を一旦離れるが、東京での暮らしの中で改めて奈良の魅力に気づく。「自分が生まれ育った奈良を写真に残し、その魅力を数多くの人に知って欲しい」との想いから、生まれ故郷の奈良に戻り、大阪のフォトライブラリーで勤務する傍ら、撮影に励む。2000年よりフリーの写真家として独立し、写真事務所「フォト春日」を設立。風景写真作品をカレンダー、ポスター等へ提供。また、写真雑誌や出版物への写真提供及び原稿執筆を行う。奈良県の撮影とともにライフワークとして国内各地にて自然の織りなす旋律をテーマに撮影に取り組んでいる。
自由部門
最優秀賞
「朝のルージュ」
応募者名:いせとりさん
審査員講評蒼い静寂の中に赤の時空が浮かびあがるよう。心奪われる作品です。雪面に映る優しい赤とは対照的に湖の凍っていない部分の鮮烈な光はまさにルージュのよう。その強弱が赤色をより印象付けています。ワンポイントとなる木の配置も良く、千載一遇のチャンスに舞い上がることのない冷静な画面構成で画面を引き締めています。
優秀賞
審査員講評祈りと想い。日常忘れている何かを思い起こさせてくれるようです。丁寧なフレーミングで静まり返った空気の緊張感を伝えています。
審査員講評その表情を見ているだけでこちらまで笑顔になります。光の向きやカメラを構える低さ、タイミングなどいずれもバッチリです。お揃いの服が微笑ましいですね。
審査員講評絶妙なPLフィルターの調整で枯れ枝を映り込ませて落ち葉と対比。季節の移り変わりと刹那が描かれています。やや青味の色調で晩秋の寂しさも感じられます。
テーマ部門【テーマ「息吹」】
最優秀賞
「春のわくわく」
応募者名:modeさん
審査員講評木の実を持ったリスと思いきや、そこにはタンポポの綿毛が!素晴らしい出会いでしたね。コミカルな表情にキャッチライトが効いて、生き生きとした表情をさらに引き立てています。ぼかし気味に入れた木との対比も絶妙です。
入選
自由部門
審査員コメント
低い光が霧氷に差し込むタイミングを捉え、光と影の明暗差を上手く生かしています。
審査員アドバイスもう少し露出をアンダー気味にすれば霧氷の輝きがより強調されます。スポット光は日なたと日陰の輝度差が大きくなるので多めのマイナス補正でもちょうど良いくらいです。難しい条件の時は露出を変えて複数枚撮っておくのがおすすめです。
テーマ部門【テーマ「息吹」】
審査員コメント
水芭蕉が光を発しているよう。長くはないそのタイミングを確実に捉えています。
審査員アドバイス気になったのが光っている花の後ろからかぶさる緑の葉です。カメラの位置を左に微調整、もし葉を花で隠してしまえたなら、もう少しスッキリとした画面構成となったでしょう。但しそうすることで花が影になってしまう可能性もありますので光を見ながら慎重に行いましょう。