ソニーマーケティング主催MONTHLY OPEN PHOTO CONTEST【結果発表】月例オープンフォトコンテスト 第24回
第24回
自由部門、テーマ部門【テーマ:移ろい】
月例オープンフォトコンテスト第24回目の入賞者が決定いたしました。
たくさんのご応募をいただき、まことにありがとうございました。
素晴らしい入賞作品の数々をぜひご覧ください。
第24回(2022年11月度)募集部門
審査員
審査員
山田 芳文
プロフィール写真家。「100種類の鳥よりも1種類を100回」をモットーに野鳥を撮り続ける。野鳥の周囲の風景も大きく取り入れた鳥がいる風景写真をライフワークとする。『SONY α6600 基本&応用撮影ガイド』(技術評論社)、『写真は「構図」でよくなる!すぐに上達する厳選のテクニック23』(エムディエヌコーポレーション)、『やまがら ちょこちょこ』(文一総合出版)など著書多数。最新刊は『SONY α7Ⅳ 完全活用マニュアル』(技術評論社)。
自由部門
最優秀賞
「ビルの額縁」
応募者名:noichigoさん
審査員講評有名撮影地のカメラの放列の中で写真を撮影している人にはおおいに参考にしていただきたい写真で、着眼点で勝負した素晴らしい作品です。タイトル通り、ビルが額縁になっているかのような印象がこちらに伝わってきました。超広角で建物を下から見上げて撮るのは難しいのですが、適切なカメラポジションから撮影されたことで、パースのつきかたもナチュラルになりました。
優秀賞
審査員講評シンプルに切り取ることで、じわりじわりと心に染みてくるように「年輪」が伝わってきた素敵な作品です。あとほんの少し露出をアンダー目にすると、「年輪」がより伝わりやすくなるかもしれません。
審査員講評望遠レンズで一部分を切り取りとることで、タイトル通り、まるで「地上の星」かのようなイメージになりました。被写体を自分で見つけて、自分なりの観点で表現することの大切さをこの作品は教えてくれます。
審査員講評画面左手前に人を小さく取り入れたことで、雲海の広がりが伝わってきました。これ以上広角にすると、写真が弱くなり、これ以上望遠にすると、広がりが伝わりにくくなるので、画角もちょうど良かったと思います。
テーマ部門【テーマ「移ろい」】
最優秀賞
「失われた時が佇むところ」
応募者名:tomboさん
審査員講評写真映えするものを写しているわけではありませんが、見れば見るほど写真の中の物語に入っていくことができて、想像が膨らんでいく素晴らしい作品です。何を撮るのか(被写体そのもので勝負すること)は大切ですが、どのように撮るのか(たくさんの人が近年忘れがちな写真の内容性)はもっと大切であることを改めて認識させてくれる作品です。
優秀賞
審査員講評どんよりとした、ちょっと不気味とも言える空模様がアシストして、「観覧車の最期」らしいイメージになりました。観覧車の位置と面積配分、画面右の濃い色の空の配分、ともに絶妙で、シンプルイズベストとはこういう作品を言うのではないでしょうか。
審査員講評車両と牧草ロールの位置関係、空の面積配分、月の位置など画面構成が素晴らしい作品で、大きく展開しても十分に耐えられる作品です。画面引き締めのために取り入れたと思われる下の土も重く沈まない配分で見事です。
審査員講評葉が紅葉する移ろいを表現した作品はたくさん拝見しましたが、この作品がいちばんダイナミックでした。シャドウを起こし過ぎたり、ハイライトを抑え過ぎたりしていないので、写真らしい写真になったのも良かったです。
入選
自由部門
審査員コメント
いい瞬間をナチュラルに撮影されて、素敵な作品になりました。
審査員アドバイス足がきれているのが少し気になりました。そのままの位置からカメラを下に少しふって、足を入れて撮る、もしくは、もう少し寄ってバストアップで切り取る、ことも試してみてください。
テーマ部門【テーマ「移ろい」】
審査員コメント
左からのサイド光で主役が浮かび上がりました。地面の落ち葉で秋が終わる移ろいも伝わってきます。
審査員アドバイス硬めのライティングで、画面右端の木の輪郭がたっているため、写真を見る時にそちらにも目が引っ張られがちになります。もう少しカメラを左にふって右の木をフレームアウトしてみてもいいかもしれません。