ソニーマーケティング主催 MONTHLY OPEN PHOTO CONTEST
【結果発表】月例オープンフォトコンテスト 第15回
第15回
自由部門、テーマ部門【テーマ:「静粛」】
月例オープンフォトコンテスト第15回目の入賞者が決定いたしました。
たくさんのご応募をいただき、まことにありがとうございました。
素晴らしい入賞作品の数々をぜひご覧ください。
第15回(2022年2月度)募集部門
審査員

審査員
井上 浩輝
プロフィール1979年札幌市生まれ。札幌南高校、新潟大学卒業、東北学院大学法務研究科修了後、北海道に戻り、風景写真の撮影を開始。次第にキタキツネを中心に動物がいる美しい風景を追いかけるようになり、2016年に米誌「National Geographic」の『TRAVEL PHOTOGRAPHER OF THE YEAR 2016』のネイチャー部門において、日本人初の1位を獲得。自然と人間社会のかかわりへの疑問に端を発した「A Wild Fox Chase」というキタキツネを追った作品群を制作、発表してきた。
自由部門
最優秀賞
「夏の思い出」
応募者名:ぽたぽたパンダさん
審査員講評ああ!なんて楽しい瞬間なのでしょう!びしょびしょになっても、毛先に砂がついても、耳先の毛が少し重くなっても仲良しに走りまわることができるのはしあわせですね。この子たちにとって、飼い主さんにとって、撮影された方にとって、みんなにとってダイヤのようにギラリ輝く瞬間が写し止められています。最優秀賞、おめでとうございます。
優秀賞
審査員講評光の捉え方、横顔と手の構図内における安定感のある位置取り、毛の質感、どれをとっても素晴らしい表現力の作品です。これよりも絞っても開放にしても、この雰囲気にはならない点でも技術力の高さが見えます。優秀賞、おめでとうございます。
審査員講評おしゃれ!それにしてもなんというアイディアなのでしょう。女性の目の感じがまたシュールですし、枯れ木がさりげなく構図に入っていて冬感もある。写真って楽しい!って思う一枚です。楽しくて素敵な作品を応募いただき、ありがとうございます。そして、優秀賞おめでとうございます!
審査員講評世界はまだ夕陽が当たっているのに、建物に囲まれた隅田川には早くも夕暮れがやってきていますね。この対比をうまく圧縮効果とともにぎゅっと作品に閉じ込めているところが素敵です。優秀賞、おめでとうございます!
テーマ部門【テーマ「静粛」】
最優秀賞
「対岸の気配」
応募者名:ほわさん
審査員講評なんて素敵な瞬間なのでしょう。こんなシーンに巡りあわれたほわさんに嫉妬さえ覚えるくらいです。この「対岸の気配」にどれほど興奮されたことかと想像すると、静けさの中に激しい感情の高ぶりを想像してしまいます。最優秀賞、おめでとうございます。
優秀賞
審査員講評これはまたとても冷え込んでいそうな朝ですね。横長の構図が、流れ込む氷霧の迫力をいっそう引き立てているように感じます。また、優しい青灰色の色合いも心地良くて、厳冬の夜明けの匂いさえしてきそうです。素敵です!
審査員講評夜に出会うこの迫力!霧氷をまとったことでいっそう大きく、いっそう力強く、いっそう神々しく見えます。モノクロの写真かと思っていたのですが、よく見ると奥の窓に見える電球色を見つけました。この色の世界だったのですね、まさに「神木」!
審査員講評・・・・・・・(セーフ?アウト?)・・・・・・今にも動き出しそうな作品です。もう一度見ると、やはり審判の方の腕が動き出しそうです。この時間に流れる静粛がこの作品からにじみでてきます。これぞ写真の楽しみのひとつですね!
入選
自由部門
審査員コメント
素敵な一日の終わりを過ごしていますね。色合いもさることながら、シャドウ部分の表現が優しくかすみ感を持っていることに好感します。
審査員アドバイスもしかすると、二人の足もとの海浜の砂を見せないで、空を反射している海よりも上だけを見せる方がすっきりとして、二人の背中や波、空のグラデーションなど、この作品の美味しい部分をもっと見てもらえるかもしれないと思いました。
テーマ部門【テーマ「静粛」】
審査員コメント
質感高い雪面がまるでスクリーン。じんわりじんわりと、太陽の動きのはやさで動く白黒の無声映画のようです。品のある静粛を想像させる素敵な光ですね。
審査員アドバイス雪面と木のシルエットが自然的でランダムな模様になっている一方で、画面右には急に直線が写り込んでいます。個人的にはここに少しギャップを感じてしまいます。もしかすると、この直線を切り撮りの縦横とは異なる角度で見せない方がもっともっと印象的になるかもしれません。