ソニーマーケティング主催 MONTHLY OPEN PHOTO CONTEST
【結果発表】月例オープンフォトコンテスト 第8回
第8回
自由部門、テーマ部門【テーマ「空気」】
月例オープンフォトコンテスト第8回目の入賞者が決定いたしました。
たくさんのご応募をいただき、まことにありがとうございました。
素晴らしい入賞作品の数々をぜひご覧ください。
第8回(2021年7月度)募集部門
審査員

審査員
並木隆
プロフィール1971年生まれ。高校生時代、写真家・丸林正則氏と出会い、写真の指導を受ける。東京写真専門学校(現・ビジュアルアーツ)中退後、フリーランスに。心に響く花をテーマに、各種雑誌誌面で作品を発表。 公益社団法人 日本写真家協会、公益社団法人 日本写真協会、日本自然科学写真協会会員
自由部門
最優秀賞
「路傍の花」
応募者名:甚四郎さん
審査員講評斜面を埋め尽くす様々な葉とポツンポツンと控えめに咲いている初夏の花たち。どれが被写体というのではなく、画面全体を見せる絵作り、被写体選びはもちろん、切り取り方も影響してくるのでかなり難しいんです。ほんとに素晴らしい!見ていて飽きないというのはまさのこういう作品のことを言うんですね。
優秀賞
審査員講評モノクロで仕上げたことで手すりや人物のハイライトが画面の流れやドラマを作り出していますね。人物をぶらして動きを出したり、配置を変えるとよりカッコイイ作品に仕上がると思いますよ。
審査員講評切れ端が伝えたいメッセージはなんなんだろう?そう思っただけで想像が駆け巡る作品ですね。ドラマのつかみとしては完璧です。これを繋げてストーリーを作り出したらすごく面白いと思いますよ。
審査員講評昭和にタイムスリップしたような雰囲気ですね。電柱と人物を対比させつつ、それ以外は色のないものを入れているあたりに構成力の高さを感じます。見れば見るほど引き込まれていく作品ですね。
テーマ部門【テーマ「空気」】
最優秀賞
「光と風の中で」
応募者名:hisaesannさん
審査員講評シャボン玉で表現しているところがとにかく素晴らしい。流れなのか、淀みなのか、見る人によって感じ方の変わる奥深さがこの作品にはありますね。背景を真っ暗にしたこと、光の使い方も素晴らしい。
優秀賞
審査員講評懐中電灯で照らしてるのでしょう。シンプルだからこその空気感ですね。温もりを感じるシチュエーションですが、あえてモノクロにしてそのあたりを隠しているのもニクイ演出ですね。
審査員講評ピントをズラした表現方法と、西日の射し込む光の使い方が素晴らしい!ピントの合っているところを入れず、画面下半分から手前だけで表現していたらもっと良かったですね。
審査員講評霧などでテーマを表現している作品が多かったのですが、あえて色を消した作品はこれだけ。キレイな色が出ていたでしょうに、あえてモノクロにする決断力に脱帽です。それだけ光が見えている証拠なんですけどね。
入選
自由部門
審査員アドバイス
このままもっとアングルを下げると壁と床の両方が入り、より遠近感を強調できますよ。また、壁に映り込んでいる彼女たちを見たりと視点を変えるとより印象的な作品が生まれます。ファインダー越しではなく、まずは目で見ることが大事。
審査員コメント学校ならではの作品ですね。壁に寄って遠近感を出しているのはとってもいい!
テーマ部門【テーマ「空気」】
審査員アドバイス
シンメトリーにするときは、枝のボリュームも同じじゃないとバランスが取れないんです。とはいえ、木の枝を増やすことはできませんから、同じボリュームになるように切り取るんです。この場合なら縦位置でしょうね。惜しい!
審査員コメントすごーくいいシチュエーションですが、木のバランスが左右対称じゃないんですよね。