αcafe 第14回スペシャルコンテスト 審査結果発表

• 一般 ネイチャー部門
• Campione限定部門
• ニューカマー部門

井上浩輝

写真家

審査講評【一般 ネイチャー部門】

ネイチャー部門にも多くの作品をご応募いただき、ありがとうございます。自然写真の肝となる「瞬間」と「光」を強く意識された作品が多く、切り撮られた前後を思わず想像する臨場感に圧倒されました。また、一枚の中に閉じ込められた素敵な瞬間をいっそう盛り上げる光の見つけ方も秀逸で、見応えがありました。これからもみなさまと共にネイチャー撮影を楽しみ、その奥深い世界を味わい続けたいと思います。多くの方と写真表現について意見を交わす機会も増やし、より豊かな自然表現を目指していただければさいわいです。受賞されたみたさま、おめでとうございます。

総評

第14回を迎えた本フォトコンテストには、2023年1月以降に入会されたニューカマーからCampioneのみなさままで、多くのご応募をいただき、ありがとうございました。多彩な瞬間や光を捉えた作品が数多く寄せられ、その審査は熱が入ると同時に難航もしました。写真表現に教育や情報発信に携わる立場からも、みなさまが“αを通して見た世界”がいかに広がり、どのような新たな感動を生み出すのか、今後の展開がとても楽しみです。ぜひみなさまとともに写真表現の視点を広げ、新たな表現の可能性を分かち合いながら世界を楽しんでいけたらと思います。受賞されたみなさま、おめでとうございます。

• 一般 自由部門
• Campione限定部門
• Xperia部門

小川晃代

ペトグラファー

審査講評【一般 自由部門】

どこか懐かしく感じる作品や、目を見張るような美しい作品、心温まる作品等、個性溢れる作品が本当に多く、私自身もすごく刺激を受けました。
ぱっと見た時に瞬間的に目を引く作品が多い中、ぱっと見ただけでは気づかないけれど、じっくり見る事で見えてくる物語もあって、写真って奥が深いと改めて感じました。
今回は皆さんの作品に込められた１つ１つの思いを出来るだけ感じとりながら、楽しく拝見させていただきました。

総評

撮影技術の素晴らしさはもちろん、皆さんの作品に対する向き合い方や目のつけ所に感心しました。同じ被写体を撮影しても表現は十人十色だと改めて感じています。
風景作品においては、この素晴らしい瞬間に立ち会うために、時間帯や気象状況を見ながら何度も何度も足を運んだ事と思います。
生き物撮影はその一瞬を撮るためにどれくらいの時間待ったのだろうと、自分が野生動物を撮影している時と重ねながら、じっくり拝見させていただきました。

• 一般 乗り物部門
• Campione限定部門
• ニューカマー部門

中井精也

鉄道写真家

審査講評【一般 乗り物部門】

乗り物は僕自身の専門分野の被写体ではありますが、鉄道以外のジャンルはあまりなじみがなく、どれくらい難易度の高い作品なのかわからないことも多く、けっこう悩みました。入選作品を見ていただくと、乗り物そのものだけが写っている写真よりも、自然や人との関わりのなかで、乗り物が輝いているシーンが選ばれているのがわかると思います。鉄道に限らず、すべての乗り物は、自然や人と切り離せないモノなんだなぁと、あらためて実感しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

総評

はじめてこの審査を担当させていただくことになり、カンピオーネ限定部門、ニューカマー部門、乗り物部門の3部門を担当いたしました。まずはたくさんのご応募ありがとうございます。僕は写真を評価するとき、「撮り手が何を伝えたいのか？」という点が明確かどうかを見るようにしています。どんなに優れた写真でも、「伝わるもの」がないと、心に響かないのです。今回セレクトさせていただいた写真は、まさに僕の心に響いた作品ばかり。とても大きな刺激をいただいた気がしています。

• 動画部門

Ryo Ohkawara

D.O.P/フォトグラファー

総評

総映像数40作品と、大変多くの作品の応募をいただきました。
しっかりとストーリーを練られたんだろうと感じられる作品や「よくこんな絵を撮れたな...」と思ってしまうような自然・動物を題材にされた作品など様々な形で皆さんの”努力”が垣間見える、感心させられる作品が多くありました。
その中でも、グランプリに選んだ作品は企画構成・撮影技術・仕上げのそれぞれがバランスよくレベルの高い作品でした。
惜しくもグランプリを逃されたクリエイターの方々には更にストーリーの内容や、つい見たくなる”面白さ”を追求して作品の質を更に良くしてくれることを期待しています。