厳正な審査の結果、入賞作品が決定いたしましたのでここに発表いたします。
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審査講評【一般-風景部門】
先ずは、作品をご応募下さいました皆さん、どうもありがとうございました。一期一会の出合いを大切に、カメラを用いて心に触れた世界を存分に届けてくれました。作品からは楽しまれている様子が伝わり、風景と向き合うことが好きな一人として、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。ドラマチックな朝夕、夜の光を活かした作品が多く、チャンスが限られるなかで、しっかり丁寧に撮影されている点がとても印象に残りました。
総評
幅広いジャンルから、個性光る作品を拝見することができ、とても刺激をいただきました。選者としては悩ましい時間でもあったわけですが、着眼点、撮影や仕上げのテクニック、表現力など、いろいろな観点から私自身の心が震えた作品を選びました。とくに、ニューカマー部門では日常や家族にレンズを向けた、ハートフルな作品の応募が多く、素直に写されていて、素敵な瞬間は身近なところにあることを、改めて教えてくれました。
審査講評【一般-生き物部門】
たくさんのご応募ありがとうございました。
募集時期の影響でしょうか、昆虫の応募は少なく、野鳥の応募はたくさんありました。
先日にソニーさんの野鳥フォトコンの審査もさせていただきましたが、この部門も野鳥フォトコンと同じような傾向がありました。①まるでピクセルを鑑賞しているかのように感じてしまうほど過剰にトリミングされた写真、②意図のないブレ/ぼけ写真、の2つです。他に撮影者がいないところで、ブラインドなどを活用して隠れて撮ったり、カメラを隠して自分はカメラから離れて遠隔で撮影することで、生き物への圧が小さくなり、近くから撮影することができます。これによって、①を防ぐことができます。②については、手持ちよりも三脚の使用、シャッターの手押しよりはレリーズの活用、メカシャッターよりは電子シャッター、などでカメラの外からの振動とカメラ内の振動のほとんどを防げます。
そして、大前提として、撮影ターゲットの生き物を丁寧に観察することです。これが生き物撮影の基礎となる土台です。丁寧に観察を繰り返す→生き物の行動が読めるようになる→確信を持って必然的に撮ることができる、の流れになるように観察を大切にして欲しいと思いました。生き物の撮影は、ある意味、撮影前に勝負は終わっています。
総評
たくさんのご応募ありがとうございました。
今回、3つの部門の審査をさせていただきましたが、それぞれの部門にしかない傾向が浮かび上がりました(生き物部門についての傾向は生き物部門の総評をご覧ください)。ニューカマー部門は、風景にスナップ、ポートレートにペット、野生の生き物と幅広い被写体を拝見することができました。こちらの予想以上に作品のレベルが高く、入選レベルにある作品も選外となり、心苦しく思っています。
カンピオーネ部門は、撮影後に盛り過ぎた写真が少なからずありました。レタッチは否定しませんが、拝見している限り、レタッチのためのレタッチになっているような作品が多いように感じました。見る人に伝えたい内容が伝わりやすくなるように、手段としてレタッチするのは大いに結構ですが、レタッチの目的化は疑問に思います。彩度を上げ過ぎて色が飽和している作品を拝見すると、色飽和にブロックされて、写真の中に入っていけなくなることがあります。
今回はCP+2024の大きなモニターで作品を講評させていただくこともあって、それも鑑みて、大きな画面で見るのはちょっと厳しいかなと思う作品は選外としていますので、ご理解いただければと思います。
審査講評【一般-自由部門】
自由部門とあって、人物や動物、風景など幅広い分野からのたくさんの応募がありました。素晴らしく美しい作品たちでした。その中でも光り輝いて見えたのは、見る側の心を一瞬でグッと動かす強さのある作品でした。それは、一瞬の時間であったり、表情であったり。きっと、撮影者の「撮りたい」「伝えたい」という強い信念のような心がそこに写っていたからだと思います。私の心に、しっかり伝わりました。素敵な時間をありがとう。
総評
ありがたいことに、この審査を担当させていただいて早10年以上。αの進化と共に、このコンテストの応募作品も大幅に増え、実力ある作品が殺到するコンテストとなりました。美しい写真は今、世界に溢れています。技術的に美しいだけではなく、そこに、撮影者の心が写って見えたときに私は心を動かされ、さらに美しいと感じます。そんな作品に今回も出会うことができました。これからの作品も益々楽しみです。
総評
αカフェの動画コンテストの審査は2度目になります。私の評価の基準は3つ。「目の前にあるものを写すのではなく自分の意図するものを撮っているか?」「見たことのない世界を見せてもらえるか?」「自分の『好き』を正直に楽しんでいるか?」です。このαカフェの動画コンテストも年々レベルが上がってきたかのように思えます。動画というものが誰にでもできるコンテンツになった今だからこそ、自分の『好き』に真剣に向き合って楽しんでいる作品が上位に残る印象でした。私的には私が「映像制作の基本」とするところを忠実に再現、制作されている作品もあって、嬉しく思いました。動画・映像制作の裾野が広がっているな、と改めて思った次第です。これからもどんどん素敵な作品を作って、またコンテンストにぜひ挑戦してください!今回はご応募ありがとうございました!
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