第10回スペシャルコンテスト審査結果発表

一般部門【ネイチャー部門】審査講評たくさんの応募をいただき、ありがとうございました。また、受賞者のみなさま、おめでとうございます。年々、多くの素敵な作品を応募いただいていますが、写し止められている点において技術的な向上には目覚ましいものがあります。同時に、様々な被写体を様々な場所で撮影された作品も増えています。楽しくなっています。動物の写真を撮るときはその動物の目の高さにカメラを構えてみると、風景の写真を撮るときは画面の中に時間の流れを入れる工夫をすると、写真の中にさらなる素敵な要素を撮り込むことができることと思います。

総評たくさんの素敵な瞬間の応募をいただきました。ありがとうございます。これまで見たことのあるシーンでは「こんなアプローチがあるのか！」と膝をたたきたくなるもの、いままで見たことのないシーンでは「僕も行ってみたい！」と思ったり。楽しい作品がいっぱいでした。シャッターを切る瞬間の前のこと、その瞬間の1秒後のことを想像しちゃう要素が作品やタイトルに撮り込まれた作品が特に楽しかったです。受賞者のみなさま、おめでとうございます。

一般部門【乗り物部門】審査講評乗り物と言う被写体は人工物であるがゆえに難しい部分もあります。その中でどの作品も被写体に向き合いイメージを持って撮影された作品であると感じました。それぞれの作品にそれぞれのストーリーがあると思います。被写体の魅力を引き出しそこにプラスαの魅力を注ぎ込まれた作品が印象に残りました。みなさまの思い入れのある乗り物をこれからも魅力あるものとして撮影して行っていただければと思います。好きだからこそ撮れるシーンがあると思います。

総評それぞれの方々がそれぞれの思いを込めてシャッターを切った作品に順位を付けないといけないという、何とも酷なものがコンテストです。全ての作品に作者の込めた思いが伝わってきました。そして好きな被写体をご自分の感性でとらえようとしている楽しさも伝わってきました。実はそこが大事だと思うのです。コンテストを重んじるあまり何か作為的になったり、勝ち負けの要素が加わりストレートな表現が薄れたりすることもあります。まずは被写体に向き合い被写体を好きになり、ストレートな気持ちを忘れずにこれからも写真ライフを楽しんでいただければと思います。

一般部門【自由部門】審査講評生き物・自然・夜景など個性豊かな作品を楽しく拝見させていただきました。中でも引き締まった黒が際立つ美しい作品が多かったように感じます。自由部門というテーマに縛られないくくりの中で甲乙つけ難かったのですが、今回は僭越ながら美しいボケ味と、写真から物語りを感じ取れる作品を選ばせていただきました。

総評どれも魅力的な作品ばかりでしたが、中でもカンピオーネの作品は被写体を選ぶ力と目の付け所、フレーミング力が圧巻でレベルの高さに驚きました。ニューカマーと自由部門の作品も含め全体的にαの性能を存分に発揮した描写力の高い作品が多かったです。皆さんの作品から私も沢山の刺激を受け写真の奥深さにまた気づかされました。

【動画部門】審査講評初めてのコンテストにもかかわらず老若男女問わず、多くの作品を応募いただきました。私からもありがとうございました。動画作品という幅広い窓口で自然や、人物にフォーカスした物、ストーリー性に富んだ物多様な作品性になっており、審査を楽しませて頂きました。審査するに当たって
「技術力」...三脚や映像機材をきっちり使えている、グレーディングなどの上⼿さ。
「ストーリー性」...編集のテンポや、組み写真のような展開の上手さ。（※ドラマ的なことではなく）
「αらしさ」...これはαシリーズの良い所（AF、機動力、S-logなど）を上手く使っていると感じる点。
をベースに審査させて頂きました。
わずかな差でノミネート外となってしまった作品も多数ありまた、来年さらに素晴らしい作品が多数応募されることを期待しております。