「ホワイトバランス」とは、カメラの設定を光源の色合いに合わせて調節し、見た目に近い写真にするものです。太陽光と白熱電球ではそれに照らされたものの色が異なります。
人の目は色の違いを補正して見ているので気がつきませんが、デジタル一眼カメラはその違いを忠実に再現します。実際には自動でホワイトバランスを調整するので不自然な色合いの写真にはあまりなりません。
ここでは意図的にホワイトバランスの設定を変更します。「ホワイトバランス」の違いを学び、あえて「ホワイトバランス」を変えることで、いつもと違う雰囲気のある写真にしてみましょう。
書斎 和室、勉強机のある部屋、リビング
コントロールボタン右にある「ホワイトバランス」ボタン押します。ここから直接「ホワイトバランス」選択画面に入る事ができます。
「Fn」ボタンを押すと機能設定画面が現れるので、コントロールボタンで上下左右を押して「ホワイトバランス」を選びコントロールボタン中央を押し決定します。
ホワイトバランス選択画面が現れたら、コントロールボタンの上下を押してホワイトバランスを設定します。
オートホワイトバランスの他に、自然の光として「太陽光」「日陰」「曇天」また人工光として「電球」「蛍光灯」「フラッシュ」が用意されています。
その他に「色温度」を自分で設定したり、白い被写体を使いより正確なホワイトバランスを設定する「カスタム」もあります。
「ソフトキーA」を押すとメニューが現れます。その中から、コントロールホイールを回転したり上下左右を押したりして「明るさ・色あい」を選択します。 コントロールホイール中央の「ソフトキーC」を押して決定します。
「明るさ・色合い」メニューの中から「ホワイトバランス」を選び「ソフトキーC」を押して決定します。
ホワイトバランス選択画面が現れたら、コントロールホイールの上下を押してホワイトバランスを設定します。
オートホワイトバランスの他に、自然の光として「太陽光」「日陰」「曇天」また人工光として「電球」「蛍光灯」「フラッシュ」が用意されています。
その他に「色温度」を自分で設定したり、白い被写体を使いより正確なホワイトバランスを設定する「カスタム」もあります。
※ Aマウントはα57、EマウントはNEX-F3の例。機種によって操作方法が異なります。詳しくは、ご使用の機種の取り扱い説明書をご覧ください
※作例写真の撮影条件
電球など照明のあるコーナーや、光の差し込む窓を入れて部屋全体を撮ってみます。
光源が電球だけの部屋や、太陽光が多い部屋でプリセットホワイトバランスを試してみましょう。
◇ 電球の部屋 ◇
電球が光源の書斎では、「オート」ではやや赤みが残り雰囲気のある写真に、「電球」では壁が白く見た目に近い色になり、「日陰」では赤みが強くなり電球照明の印象が強調されました。
◇ 外光の入る部屋 ◇
外光の入る寝室の写真では、「太陽光」だと見た目に近い色になり、「電球」では青みが強調され違った雰囲気の写真になりました。